I once had a girl, or should I say, she once had me
(昔、僕に彼女がいた、いや、彼女に僕がいたというべきかもしれない)
下手な訳で申し訳ないけれども、本の方は「よき青春小説」という印象で、まだ村上春樹の世界にハマりそうな気配は(まだ?)ありません。あるいは主人公の若者は僕に似ているのかもしれません(もう自己投影が始まっている?)。直子、レイコさん、あるいは小林書店の娘、緑といった女性たちは、それぞれ心を病み、あるいは人間関係に深く傷ついています。・・・さて、下巻はどのように展開していくのでしょうか。

【写真】連休に東京湾でつかまえたハゼがずいぶん大きくなった(2006.5.27)
何事も「光と影」の影の部分だけをみれば気持ちは暗くなってしまいますが、それでも私たちが生きているこの社会が、安んじて働き、子どもを育てることにけっしてふさわしくない状態にあるという現実を忘れることはできません。親たちは競争社会の中で働くことに忙しく、小さな子をもつ母親たちは「楽しい育児」幻想に振り回されて疲れ、小学校の教師には子どもとごく普通のかみあった会話をする能力を欠いた人もおり、小学校や中学校でスポイルされた子たちは不登校や家庭内暴力に走り、中には家族から捨てられて、人知れず施設の中で死ぬほど殴られたり鎖につながれたりしている者もいます。

【写真】太郎が庭のグレープフルーツの木でみつけたアゲハの卵(2006.5.27)
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