火曜日, 4月 25, 2006

たろパパのブログ・オン・ブログ No.008

この「ブログ・オン・ブログ」も、さらに守備範囲が広くなってきました。さて、みんなまとめて面倒みよう・・・って、チガウ?

【写真】去年のシジュウカラの親と子。巣立ちの後もしばらくの期間、子鳥は親鳥と一緒に行動しているようで、もうちゃんと飛べるのに餌をもらっている(2005.6.13)

のびたけおさん タンドリーチキンサンド 2006.4.21
<おいしい情報> その1:浜松町駅のバスターミナルへ向かう階段の横にある 「temps」 というカフェのタンドリーチキンサンドは最高。その2:日本橋三越でイタリアフェアが28日まで開催中・・・トリノのチョコレート「ジャンドゥーヤ」は、ヘーゼルナッツを原料とした、香り高い、とろけるような舌触りを持つチョコレート・・・だそうです。たろパパは食べるの大好きですが、どちらかというと「味より量」派で、お陰で立派なお腹になりました。
kshojimaさん 理科教育に博士を充てるのは? 2006.4.22
柳田教授のポスドク問題についての提案をめぐる批判的意見です。「自分の経験からして博士号取得者が社会的にさほど弱者だとは思えない・・・(中略)・・・義務教育ではないですし、ある程度の年齢で選んだ道で好きなことをやってきたのですから、後はそこから自分で切り開くしかないのです」・・・うん、たろパパも、柳田教授の構想については、この方の高校の教育現場の実状を踏まえたご意見あたりが適切かと思います。
柳田充弘先生 誤算の感覚 2006.4.21
柳田先生のような方でも、若い時代にはこんな思いをされたというのは意外といえば意外です。
「わたくしの個人的体験ですが、大学院で博士課程に残ったときに、しばらく経って、人生で相当大きな誤算をしたのではないかと、かなり参ったものでした。学問に向かないと思う以前に、学問をやってる人達とあまり合わないとおもったことと、こんな世界に入り込んでもうどこにもでられなくなるのではないかという不安でした。・・・(中略)・・・結局、この感覚は大学院を休学してスイスの大学で研究を始めるまで続いたようにおもいます。
わたくしの勘違いだったかもしれませんが、スイスの研究所で会った人達は国籍も人種も違うのに、なぜか、わたくしが考えていたとおりの研究者で、わたくしが東大で、自らをエキセントリックに感じたものが、すべて当たり前のこととしてありふれたものとして存在してました。それでやっと誤算感覚が解消され、解放されたようです」
つまるところ、日本の大学というのは、知的好奇心にあふれ、創造性のある者には居心地のよくない場であるということなのではないでしょうか。・・・なーんだ!(あるいは、やっぱり!)、といったお話しではあります。
近藤淳也さん はてなに入った技術者の皆さんへ 2006.4.22
近藤淳也はタダ者ではない、って、今、初めて気づきました(遅かった?)。いや、うーん、すごいと思います。技術開発と経営、モノと人の関係をこれだけわかりやすく説くことのできる方はいないし、しかも「はてな」という実践の場で語っていることが「迫力」を生んでいます。こうした議論、こうした行き方を、柳田先生ならどのようにご覧になるのか、お聞きしたいところではあります。
・・・どんな世界も自分が何かを始める前は自分が居ない状態で回っています。しかも、そこそこちゃんと回っているのです。何か新しい事を始める時、「その世界はあなた無しでもちゃんと回っている」状態から出発する事を忘れないでください。極端な話、「自分が生まれなくても地球は問題なく回っていた」のです。新しい領域に挑戦すると言う事は、自分が不必要な状態から、自分が必要とされる状態への変化を、自分の力で起こすという事なのです・・・
梅田望夫さん 「グーグルをどう語るか」を巡って 2006.4.22
梅田さんの方は、グーグルの今後の方向を巡って、これもまた外すことのできない議論を繰り広げています。
・・・そして、そういうグーグル・サテライト企業がたくさん出てくると、グーグルに対して色々なものを「もっとオープンにしろ」という圧力が生態系からかかるようになるだろう。グーグルの「例外処理」周辺の問題点の解決、そしてシステム全体の閉鎖性の改善は、こういう手順で行われていくのではないかと思うのだ。・・・
うん、この論自体はその通りだと思うのですが、梅田さんには、グーグル台風が今後さらに世界をどのように変えていくのか、「2006年4月の進化論」、大枠での議論を期待したいところです。

この他にも内田樹先生、平川克美さんをはじめチェックすべきブログがいっぱいあるのですが、とりあえずここまで。・・・近藤さんのような才能が出てくるのがリアルタイムでわかるところがブログ時代の醍醐味ですね。これだから「ブログ・オン・ブログ」は止められません。
【写真】この日もカラスが寄ってきた(2005.6.13)

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