土曜日, 2月 10, 2007

鮭の稚魚、多摩川に

12月のはじめから育ててきた鮭の稚魚、今日はいよいよ多摩川に放流する日です。武蔵境駅から是政線に乗り込むと、同じ小学校の子たちがママやパパたちと一緒にたくさん乗り込んでいました。放流場所の是政橋近くには、親子あわせて50人以上が集まりました。先生から説明を頂いた後、一斉に放流です。学校でかなり大きく育った稚魚もいます。全部で1000匹まではいかなかったと思いますが、ここから稚魚たちの生存をかけた旅が始まりました。

主催された先生のお話によると、こうして放流された鮭の稚魚の大半は海(東京湾)に出る前に大きな魚や水鳥に食べられてしまうそうです。逆にいったん海にでれば、生存率は大幅にあがるのだとか。3年から4年で70、80センチにも育って戻ってくるのを祈るのみです。なお、自然生態系を重視するという点から多摩川に鮭を放流することの是非について、主催された先生に直接メールでお尋ねしたのですが、まだお返事はなく、また今日のところはとくにこの説明はありませんでした。

さて、いつかも書きましたが、勤務先の新しい事業についてある程度具体的なイメージができてきました。ひとことで言えば、「すべての人をインターネット社会に迎え入れる」ことをコンセプトとします。現在の日本では、1千万人がブログを書いているなどといわれ、急速にウェブ技術が普及していますが、同時に本当にコンピュータ技術の進歩を充分に利用している人は必ずしも多数派ではありません。人口の過半がもっているといわれる携帯電話ですら、使わない(使えない)人が何千万人もいるのです。「人と人をつなぐ」はずのインターネット技術が、逆にデジタルデバイドを拡大し、人々の間の垣根を高くしているということも、また真実ではないでしょうか。

新しい事業では、1)これまで行政や企業のための「考える黒子」であったシンクタンク技術を広く一般の社会が利用できるものにしていくこと、2)インターネット技術の発展がもたらす利便性をすべての人々が利用できるものとしていくこと、を目標としていきたいと思います。こうした目標を、たくさんの皆さんの協力で実現していきたいと思います。どうぞ皆様のご協力をお願い致します。

日曜日, 2月 04, 2007

たろパパ日記の一周年

来週(2月12日)で、この「たろパパ日記」を始めて一周年ということになります。仙台の両親は「ぎりぎり元気な」状態で頑張っています。太郎はもうすぐ3年生、チョーわがままな性格は一層きわだってきましたが、スイミングや少年野球を始め、野山で生きものを追うことが大好きな少年になりそうです。私の勤務先の業績不振は相変わらずですが、それとは別に、今年は「多摩川で遊ぶ」を目標に、いろいろな計画を練っているところです。いつの日か、今年の暖冬が地球温暖化にむかってのターニングポイントだった、なんてことにならないよう、この方面でも取り組みをしていきたいと考えています。

【写真】カワウの幼鳥グループでしょうか(羽村堰の上流 2007.2.4)

今日は太郎を連れ、多摩川のようすを見にいきました。午後には野山北六道山公園に寄り、谷地の沼も偵察してきました。一応、簡単な釣り具も持参しましたが、一度も竿を出すこともせず、この季節にしてはかなり温かい冬晴れの川、そして里山を楽しんできました。

車で1時間半ほど走り、羽村市の宮の下運動公園に車をとめました。運動公園でしばらくペーパークラフトの飛行機を飛ばして遊んだ後、河原に出てみました。水量は少なく、川底の石には茶色っぽい藻がからんでいます。生きものは少なく、カワウを何羽かみかけたくらいです。上の写真に写っている鳥たちが何か、実はよくわかりません。カモの仲間かもしれません。盛んに水中に潜ってエサとりをしていましたので、魚か何かがいるのだろうと思います。


【写真】冬枯れの多摩川(羽村堰の上流 2007.2.4)

1月に開かれた「多摩川流域市民学会」の件ですが、中心になっている長谷川さんという方と懇親会で少しお話をさせて頂きました。大変に純粋かつ優れた知性の方とお見受けしました。大変大きなテーマで、その点、苦労されるだろうという気も致しますが、今後、大きく発展するのでは、という予感もあります。私自身は今のところ、お手伝いする余裕がないように思うのですが、はてさてどうなりますことやら・・・

右の写真、写っているのは太郎です(・・・真っ暗で見えないかも)
昨晩は、思いつきで「星空観察会」をやりましたところ、子どもたちやママたちが何人も集まって下さいました。公園に(太郎が誕生日にもらった)望遠鏡を持ち出してセットしてみました。満月(月齢16)が夜7時過ぎに東天からあがりましたので、まずこれに焦点を合わせてみます。子どもたちやママたちが大喜びで望遠鏡を覗いています。・・・あれがオリオン、スバル(プレヤデス星団)はあれかなとか、1時間近く冬の星空を楽しみました。

【写真】太郎の望遠鏡は1500円だが、ちゃんと見えるのだった(2007.2.3)