日曜日, 12月 31, 2006

「たろパパ日記」を振りかえって

今日は大晦日。今年(2006年)の2月に始めたこの「たろパパ日記」の一年を振りかえってみたいと思います。

【写真】南房パラダイスの蝶飼育棟で(2006.11.27)

★1 たろパパの家出事件(9月) 

これを読んで、ずいぶん驚かれた方もいたようです。50男は見た目よりはるかに複雑・・・・・・です。いや、ご心配をお掛けしました。

★2 太郎が少年野球チームに!(10月)

これには、こちらが驚きました。遊び半分といった感じですが、一応、続いています。

★3 那須高原キャンプなどアウトドアにチャレンジ(8月)

奥多摩(秋川渓谷)で川遊び(5月)、仙台への帰省の途中、那須高原でキャンプ、ご近所で道志川にデイキャンプ・・・ナナフシみつける(7月)、南伊豆の多々戸浜に海水浴・・・イソギンボ(8月)、名栗渓谷でキャンプとウッド・カヌーに挑戦(10月)などなど、今年は、太郎くんの家のアウトドア元年となりました。来年は、皆さま、ご一緒しましょう。どうぞ、お誘いください。

★4 ボラの幼魚と海水槽(5月)

5月の連休に葛西臨海公園の人工海浜で何種類か幼魚を捕まえたのがきっかけで、5月末には船橋近くの三番瀬で潮干狩りに行きました。ここで、ボラやハゼの幼魚、ウニ、ヤドカリ、カニなど数十匹をつかまえました。この魚たちを飼うために、ほとんど成りゆきで海水槽を始めました。結局、大晦日の今日まで生き残ったのは、ボラの幼魚1匹と夏の多々戸浜でゲットしたイソギンボ2匹、それに若干の巻貝くらいですが、海の生きものを飼うことは、予想外に楽しい体験でした。これも来年、どなたかチャレンジされませんか?(なお、ずーっと「イワシ」と書いていたものは、実はボラだったようです・・・訂正させてください)

★5 今年もシジュウカラが誕生(5月)

去年に続き、今年も4月から5月末まで、玄関先の巣箱にシジュウカラが営巣。ヒナたちが巣立ちました。残念ながら、巣箱をかけたゴールドクレストがあまりにも大きくなってしまったため、巣立ちの後にこの樹を伐りました。でも、シジュウカラの他に、今年もたくさんの生きものが太郎くんの家にやってきて卵を生んだり、サナギから羽化したり、大きな幼虫になったり、逃げ出したりしました。カマキリ(20匹以上!)、カブトムシ、クワガタムシ、キアゲハ、クロアゲハ、ヤモリ(!)、スズムシ・・・・・・。

★6 いじめ問題について

今年は、いじめと子どもたちの自殺について、とくに大きな関心が集まった年でした。最初、私の印象では、学校の先生たちは何とかいじめをなくそうと努力しているのだが、問題はそれ以上に深刻なのだ、といったところでした。でも、だんだんわかってきたことは、あちこちで教師の発言や行為がきっかけで深刻ないじめが起きて子どもが自殺したり、校長先生や教育委員会がいじめを隠したり、といったことが例外ではないという、驚くべき事実でした。問題の根は深いところにあります。

こうしたいじめ問題とも関連しますが、日本人の社会性、コミュニティのもち方、コミュニケーションの特徴といった点、あるいは子どもたちが成長過程でぶつかる問題などについて、河合隼雄先生のご本から学ぶものが多かったことは、ブログに取り組んだ成果だったと思います。8月には先生が脳梗塞で倒れるというニュースがありましたが、早くご快復されるようお祈りしたいと思います。

★7 のびたけおライブ(11月)

もうずいぶん前から予告があり、一生懸命準備を重ねていたのびさん、ホント格好よかったです。・・・私も思わずレポートに力が入りました。

★8 ポンポコ池にソーメン流し水路完成(6月)

ポンポコ池には5月くらいから手を入れて水を溜めていきましたが、メダカを飼うために水道の塩素飛ばし効果があるのでは・・・とつくってみたのが「ソーメン流し水路」でした。これがご近所で大評判(と思っているのは私だけ?)。結局、メダカや野山北六道山公園のクチボソなどは長生きしませんでしたが、名栗渓谷のハゼ系の数匹はしぶとく生き残りました。また、ポンポコ池に植えた稲は大きく成長して実り、年末の「稲穂のリース」になりました。来年も、稲を育ててみたいと思います。

★9 たろパパ、B型肝炎治療を始める(6月)

ひさしぶりに武蔵野赤十字病院に行き、新しい診療システムの優秀さに感心したりしておりましたが、8月末には腹腔鏡による肝生検、10月から新しい抗ウィルス剤エンテカビルの服薬治療と進みました。幸い薬効あらたかというか、だるさなども少なくなって参りました。治療は今後も長期にわたって続くことになります。皆さまには、いろいろご心配を頂きました。ありがとうございました。

★10 鮭の卵がつぎつぎと孵化(12月)

大晦日の今日まで、(残念ながら)孵化した21匹の稚魚のうち2匹が死にましたが、19匹は元気に成長し、泳ぎまわることも多くなりました。この稚魚たち、来年の2月初めに多摩川で放流され、遠くオホーツクの海にむかって旅立つことになります。今年は春から夏にかけて日照不足で河水の温度が低く、また水量も少なめで野川のメダカの成長が大幅に遅れました。これなども、だいぶ心配したものです。今、太郎くんの家の淡水槽には、名栗渓谷のハヤ(?)の幼魚、ギギ系、ドジョウ、野川のメダカなどが数十匹、元気に泳ぎまわっています。来年は、カヌーで川の旅をしてみたいなあ、などと考えています。・・・・・・ご経験のある方、どうぞアドバイス下さい。

★番外 ブログ「たろパパ日記」の更新200回に迫る!

この大晦日の投稿を含めて195本の投稿を行ったことになります。今年は、ミクシィの利用者が400万人とか、日本においてもブログが本格的に普及した年でした。グーグルの株式時価は創立8年目で15兆円を超えました。「はてな」の近藤淳也さんは、「東京にいては自分が成長しない」とか言ってシリコンバレーに移住してしまいました。たろパパは、もう近藤さんほど頑張る元気はありませんが、それでも何とか知恵を絞ってやっていきたいと思います。

このブログを始めた頃、ずいぶん「炎上」したらどうする、とかご心配を頂きました。別の場では、何度も失敗をしましたが、幸いにもこの「たろパパ日記」では大きな失敗もなく(・・・私が知らないだけ、という声はあります)、逆に、自分に対して大変大きな意味があったと感じています。この自分の経験から言えば、どうぞ皆さまにもブログに取り組んでみたら・・・とお勧めしたく思います。

この一年も、またまた大変お世話になりました。また、来年もよろしくお付き合いのほど、お願いします

土曜日, 12月 23, 2006

魚づくし

鮭の稚魚たちはみんな元気。覆いをとって、水槽を明るいところに置くと盛んにグルグル廻りをやります。
                                         
                                         

鮭の稚魚。目がくっきり、お腹の栄養のかたまりに血管がはっきりわかりますね。
                                         
                                         
                                         
                                         


こちらは、秋に名栗渓谷で捕まえてきた川の魚(クチボソかな?)。この他に、エビやドジョウなどもたくさんいます。
                                         


お馴染み、フジツボを家代わりにするイソギンボくんです。夏に南伊豆でとってきたもので、2匹とも生きていて、少し大きくなりました。
                                         
                                         
                                         
                                         

こちらは、これまで「イワシ(ママカリ)」と紹介してきましたが、背びれの形などからボラの幼魚のようです。訂正します。5月に東京湾でとらえた50匹のうち、最後に生き残った1匹です。子どもたちは「運命の1匹」とか呼んでいます! かなり大きくなってきました。

この他、玄関先の冬枯れのポンポコ池には、これも名栗渓谷「出身」のハゼ似の5センチ級が2匹ほどいます。・・・今日はたろパパの「魚づくし」でした。

日曜日, 12月 17, 2006

サケの卵が続々と孵化


【写真】昨日の2匹に続き、今日も次々と卵殻を破って誕生(2006.12.17)

鮭の受精卵が、どんどん孵化しつつあります。今日、一日かけて計16匹になりました。残りの卵は5個です。脱ぎ捨てられた卵殻は透明で水中でだんだん見分けがつかなくなっていきます。少し見ていると、生まれたての稚魚が時々動きます。グミの実のような(太郎もこう言っていました)栄養の塊りをお腹につけたまま、ヒョイッと跳びあがり数センチから10センチくらい泳いでみたり、砂を巻き上げながらグルグルまわりをしたりします。動かないときはじっと砂に横たわっています。

水槽は長さ25センチくらいの小さなもので、ごく簡単なポンプを回しています。観察しないときは厚紙で覆うようにしています。

もし大部分が2月はじめの放流日まで生き延びるなら、何匹かはこの水槽(あるいは海水槽)で育ててみようかと考えています。また、鮭は放流された川を覚えているだけでなく、どの地点で放流されたかというところまで覚えているとのことなので、野川で放流してもいいのではないでしょうか。そのうち、どんどこ会の秋の行事で「野川を遡上するサケを捕まえよう」なんて企画ができたりして・・・。

土曜日, 12月 16, 2006

とうとう生まれた。ぴくぴくうごいた

さきほど隣の畳の部屋で、太郎が「あーっ、うまれた!」と叫んでいるのが聞こえました。駆けつけると、鮭の受精卵のひとつから太さ1ミリ長さ8ミリほどの尻尾が出ています。もうひとつの卵では、透明な卵殻のなかで時々さかんに動きがみられました。孵化はどんどん進行していて、それから約50分ほど経過した今ほど、この2匹目からも尻尾が飛び出し、1匹目は頭も出てきました。太郎は水槽に貼りついています。

太郎が受精卵と一緒に頂いてきたプリントをみると「多摩川にサケを放流する府中の会」とありました。
これをみると、1)水温は低く(最高でも17度まで)管理すること、2)エアレーションをしたほうがよいこと、3)生まれた後はしばらく動かないこと、など大変参考になることが書いてありました。
また、サケの卵は、孵化してから1か月ほどで数センチに成長するとのことです。そして、2月11日(日)・・・太郎の学校では前日の10日(土)10時半に、多摩川の是政橋の下流側で放流する計画とあります。プリントには「(放流後)数日かかって、東京湾まで行きます。・・・この後、3、4年間、太平洋を遠いアラスカのほうまで旅をして大きくなってもどってきます」と書いてありました。いつかこの写真のサケが大きくなって多摩川に戻ってくるとすると、・・・本当に楽しみですね!

太郎が水槽に貼りついています。太郎には、昨日の朝から「観察日記」をつけるようにさせました。
・・・・・・こういう観察の機会をつくってくれた皆さまに、本当に感謝です。

一番奥の卵から尻尾が伸びているのが写真でみえますでしょうか?
この後、頭も出てくると、透明な卵殻が外れてお腹に栄養の塊をつけた稚魚となります(今、ちょうど2匹目の卵殻が外れようとしているところです)。

太郎の観察日記。左上が昨日の朝・・・小さな目のようなものが二個ある丸い卵の絵と「生まれそうだけどまだだった。ざんねんだった。」下が先ほど書いたもの・・・太郎くんのおちんちんみたいな絵(卵から尻尾が出ているところ)と「とうとう生まれた。ぴくぴくうごいた」とあります。

金曜日, 12月 15, 2006

鮭の卵

鮭の卵、つまりイクラです。今日、太郎が隣のクラスの先生から20個ほど預かってきました。太郎によると、無事、孵化して稚魚になったら、また学校にもっていくとのこと、・・・ひょっとして多摩川に放流する計画でしょうか。
【写真】イクラ・・・いや、鮭の受精卵です(2006.12.14)

ネットを検索すると、鮭の卵を孵化して稚魚を川に帰そうというのは、小中学校のプログラムにあるようで、すぐにいくつかブログやホームページがみつかりました。


雫石川を鮭でいっぱいにしよう大作戦

すぐにみつかったホームページの中では、これが一番本格的です。何と、本物の鮭を河で捕まえるところから「大作戦」が始まっています! 地方都市のいいところは、こういうことがやれるところですね。とくにホームページの末尾にある、子どもたちの感想がよかった。

【写真】「雫石川を鮭でいっぱいにしよう大作戦」ホームページより


鮭の卵、孵化直前!
これは、つい一週間ほど前のブログです。ほとんど同時進行ですね。こうしたブログをみると、とくに世話をしなくても孵化するところまではなんとかなるようです。問題はその後なんでしょう・・・。

鮭の卵が孵化しました・・・
この方は江戸川に近い学校にお子さんが通っているようです。12月6日のブログですから、こちらもほぼ同時進行。さて、どうなることやら・・・