日曜日, 2月 04, 2007

たろパパ日記の一周年

来週(2月12日)で、この「たろパパ日記」を始めて一周年ということになります。仙台の両親は「ぎりぎり元気な」状態で頑張っています。太郎はもうすぐ3年生、チョーわがままな性格は一層きわだってきましたが、スイミングや少年野球を始め、野山で生きものを追うことが大好きな少年になりそうです。私の勤務先の業績不振は相変わらずですが、それとは別に、今年は「多摩川で遊ぶ」を目標に、いろいろな計画を練っているところです。いつの日か、今年の暖冬が地球温暖化にむかってのターニングポイントだった、なんてことにならないよう、この方面でも取り組みをしていきたいと考えています。

【写真】カワウの幼鳥グループでしょうか(羽村堰の上流 2007.2.4)

今日は太郎を連れ、多摩川のようすを見にいきました。午後には野山北六道山公園に寄り、谷地の沼も偵察してきました。一応、簡単な釣り具も持参しましたが、一度も竿を出すこともせず、この季節にしてはかなり温かい冬晴れの川、そして里山を楽しんできました。

車で1時間半ほど走り、羽村市の宮の下運動公園に車をとめました。運動公園でしばらくペーパークラフトの飛行機を飛ばして遊んだ後、河原に出てみました。水量は少なく、川底の石には茶色っぽい藻がからんでいます。生きものは少なく、カワウを何羽かみかけたくらいです。上の写真に写っている鳥たちが何か、実はよくわかりません。カモの仲間かもしれません。盛んに水中に潜ってエサとりをしていましたので、魚か何かがいるのだろうと思います。


【写真】冬枯れの多摩川(羽村堰の上流 2007.2.4)

1月に開かれた「多摩川流域市民学会」の件ですが、中心になっている長谷川さんという方と懇親会で少しお話をさせて頂きました。大変に純粋かつ優れた知性の方とお見受けしました。大変大きなテーマで、その点、苦労されるだろうという気も致しますが、今後、大きく発展するのでは、という予感もあります。私自身は今のところ、お手伝いする余裕がないように思うのですが、はてさてどうなりますことやら・・・

右の写真、写っているのは太郎です(・・・真っ暗で見えないかも)
昨晩は、思いつきで「星空観察会」をやりましたところ、子どもたちやママたちが何人も集まって下さいました。公園に(太郎が誕生日にもらった)望遠鏡を持ち出してセットしてみました。満月(月齢16)が夜7時過ぎに東天からあがりましたので、まずこれに焦点を合わせてみます。子どもたちやママたちが大喜びで望遠鏡を覗いています。・・・あれがオリオン、スバル(プレヤデス星団)はあれかなとか、1時間近く冬の星空を楽しみました。

【写真】太郎の望遠鏡は1500円だが、ちゃんと見えるのだった(2007.2.3)



2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 こんにちは。Rパパです。
 そうですか。1周年記念ですか。おめでとうございます。結構1、2日に1回程度チェックさせていただいておりますが、しばらく更新がないため多少心配していたところでした。
 話は変わりますが、昨日、滋賀県大津市で、とある会合があり、元神戸家庭裁判所判事の井垣さんのお話を聞くことができました。神戸市須磨区の連続児童殺傷事件の少年Aに医療少年院送致の審判をされた方で、今は大阪で弁護士をされています。
 数年前に咽頭ガンを患い、声帯を摘出されたため、人口声帯を使っての痛々しい講演でしたが、非行少年に対する尽きることのない思いが伝わってくる1時間でした。
 ひとつ興味深かったのは、学校で無料の寺子屋を開いてほしいという要望でした。井垣元判事によると、少年院に入る子どもたちのある程度の割合は、小学3年生ころから読み書き計算ができないまま放置され、まともに文章も読めない状態で入ってくるそうです。ところが、決して能力がないわけではなく、少年院でしっかり教えるとめきめきと力をつけ、退所するころには新聞も読めるようになるそうです。井垣さんは、なぜ少年院でできることを学校でやってこなかったのかと批判されていました。
 私としては、少年院という隔離された環境下だからこそできる場合もあると思いますが、それはそれとしても、放課後に学校で無料の寺子屋を開くという案はおもしろいと感じました。格差社会の中で貧しい家庭は子どもを塾にもやれず、格差の再生産が進むとも言われています。どこぞの委員が「塾を禁止すべきだ」などと非現実的なことを言っていましたが、それよりもむしろ質のいい無料の寺子屋を設ければ、お金がなくても学ぶ機会が保障されると思われます。例えば、市がある程度の予算を取って放課後の補習授業を制度化することも考えられると思いました。
 井垣康弘さんは、昨年、日本評論社から「少年裁判官ノオト」を出版されました。恥ずかしながらいまだ手にしておりませんが、井垣さんの非行少年に対するあたたかいまなざしが評判のようです。特に厳罰にすれば少年非行が減少するといった短絡的思考の政治家には、熟読を勧めたいですね。

たろパパ さんのコメント...

Rパパさま ご無沙汰しております(笑)
勤務先の新事業のこととかで頭がいっぱいで、「日記」に注ぐエネルギーが足りません。・・・まあ、弁解ですが。

> 井垣康弘さんは、昨年、日本評論社から「少年裁判官ノオト」を出版されました

いや、実は私も、去年の夏頃この本を買ってあったのですが、「ツン読」になってしまっています。今度、読んでみましょう。・・・「寺子屋」のお話しはもっともだと思いましたが、一般的な小中学校の先生たちの気持ちとしては、たぶんそこまで求められてもできない、といったことではないでしょうか。

何度も同じようなことを書いて恐縮ですが、日本の小中学校というのは親と教師が話し合って運営するといった考え方を、原理的にもっていません。基本的に教師は「自分の考え」というものをもつことを許されませんし、親たちと対等の立場にたって、子どもたちの将来のことを考え、話し合うという習慣がありません。

そういった意味から、いつかRパパから教えていただいた「学校評議員制度」にも期待はするのですが、問題はまさに「仏つくって魂入れず」になりはしないか、といったことです。・・・ですので、僕は今の小中学校にはあまり期待していない、むしろ子どもたちがどんどん「逃げ出して」大半の生徒がフリースクールのようなところに通うようになったらかえって良いのでは、などと空想している次第です。

それはともかく・・・
5月の連休あたりに多摩川(上流のほう)でキャンプしませんか? まだちょっと寒いと思うのですが、釣りをしたり子どもたちを川で遊ばせたり、・・・きっと楽しいに違いありません。
その他にも、今年はいろいろ遊びまくろうと思っています。仕事に追われていると、年月はどんどん流れていってしまうものです。子どもたちと(自然のなかで)過ごす時間がたくさんあることが「豊かさ」の指標だと思います。