水曜日, 7月 25, 2007

長瀞(ながとろ)

家の中ならギリギリ立ち歩きができるというほど足腰の弱った妻の母を案内して、長瀞の上流部にドライブに出かけた。

【写真】美の山(みのやま)公園から群馬県境方面(2007.7.24)

この日は素晴らしい好天に恵まれた。早朝、朝日に照らしだされた秩父の山々は、前日夕刻まで続いた梅雨の雨が元となって吹きあがる水蒸気に絡まれていた。


【写真】荒川上流の鮎釣り場(黒谷駅付近 2007.7.24)

荒川本流では、カワウを花火で追っ払いながら、友釣りで鮎を追うおじさんたちがいた。このあたりの鮎は自然遡上したものではなく、琵琶湖から移入、放流した鮎だという。たぶん、先日の台風の増水の影響が抜けないのだろう、・・・ここ荒川でもまだ釣果は出ていない様子だった。

義母は今回の小旅行を大変楽しみにしていたらしく、車に乗る疲れ以上に喜んでくれた。聞けば子どもの頃から身体はそれほど丈夫なほうではなかったという。この点、今年82歳になる仙台の私の母と共通している。私の母も「子どもの頃は、自分は40歳まで生きられないだろうと思っていた」とよく語っていた。



日曜日, 7月 15, 2007

鮎はどこに・・・

台風4号は、夕方、房総半島の沖で暴風圏を失い、東に向かっていった。九州や四国では増水した川などで水に飲まれて死者が出た。とりわけ鹿児島の小学生が亡くなったというニュースに心が痛む。・・・東京では午後になると雨脚が弱まった。もう大雨はないと見極め、調布の上河原堰あたりのようすを偵察しに出かけた。

【写真】午後4時頃の上河原堰堤下(多摩川 2007.7.15)

「川が一、二メートル増水するとあたりの形相が変わる。小さなせせらぎは激流になり、茶色の濁流が岸を洗う。長い竹竿を柄にした大きなサデ網を肩にした年寄り達が『大事、大事(おおごつ、おおごつ)!』と声に出しながら、しかし顔はにんまりと笑って、川べりの道を往ったり来たりしている」(野田知佑『少年よ、大魚を抱け』より BE-PAL8 2007

多摩川は増水し、通常より3メートルほども水位が高いように見える。普段は冠水しない中州がすっかり水没し、丈の高い草がみえるだけだ。


【写真】普段は平瀬となるあたりのようす(多摩川 2007.7.15)

増水しゴウゴウと水が流れるこんな時、鮎やオイカワはどうしているんだろう? ・・・一番ありそうだと思えるのは、足元、つまり岸辺の草が密生しているあたりに隠れていることだ。
この台風4号到来を前に、房総・湊川で鮎やウナギが爆釣となったというレポートを西野弘章さんが書いている。

台風の直前は激釣のチャンスだと言われている。濁荒れ&激ニゴリでエサの捕食がおぼつかない状態を予測して、魚たちが荒食いに走るからだ。とくにアユの場合は、大雨で川石のコケが飛んでしまうと動物性のエサを積極的に食ってくる。まさに、エサ釣りの絶好のチャンスになるわけだ。そしてもちろん、ウナギも雨のニゴリを狙うのは鉄則である。(「房総爆釣通信」2007/7/13より)

この台風4号が去った後はどうだろう? 激流、激ニゴリの中で、魚たちがヘトヘトになっていることは間違いないが・・・。


【写真】上河原堰堤(多摩川 2007.7.15)

この濁流では「プロの漁師」たちも仕事にならないようすだ。写真のとおり、送電線には川鵜たちがズラリと羽根を休めている。














【写真】君は誰?(多摩川 2007.7.15)

台風の名残の小雨が降る中、河原堤の遊歩道に所在なげにたたずむ柴犬くんを発見。・・・でも、君はいったい誰? 家族はいないの?

土曜日, 7月 14, 2007

台風4号(2007年)接近中!

恐ろしいほどのパワーをもったまま、巨大台風が東京にも近づいてきました。太郎の少年野球の練習は中止となり、学童のデイキャンプもどうなるかわかりません。

【写真】ベランダの雨よけの下にアシナガバチが巣をつくり始めた(2007.7.14)

空模様をみようと窓をあけると、蜂が巣をつくっているのに気がつきました。どうもアシナガバチのようです。豊島区保健所のホームページによると、

★刺す。毒がある。(蚊のように人などを好んで刺すことはない)
★ケムシなどを食べる益虫(危険な場合を除いてむやみに駆除しない)

と書いてありますが、やはり巣をつくり始めた場所が目の前になりますので、残念ながら今晩あたり、薬剤で駆除しようと思います。

ところで、私は長年のメガネ派ですが、夏のアウトドアの遊びに備えてコンタクトを使おうと思いつきました。ここまではよかったのですが、職場の近くの眼科医で処方箋をもらい、ショップで買おうとする段になって止めました。・・・使い捨てのレンズをアウトドアでサングラスが必要なときに使おうというプランだったのですが、処方箋の有効期限が1か月で、また買う場合にその都度眼科医の診察を受けて処方箋をもらう必要があるとのこと。結局、釣り具屋で、メガネにつける偏光レンズの前掛けを買いました。

30日(両目で60個)のレンズ代が約6,000円、処方箋をもらうのに約7,500円(自己負担は2,200円ほど)・・・この負担は小さくありません。また、とくに眼科医とコンタクトレンズメーカーによる「この収益構造」はいただけません。そして、外し忘れて寝てしまった場合の眼の負担やら、長年馴染んだメガネの気楽さを考え、ショップの店員さんに処方箋を返してもらって止めました。無駄になった処方箋代は戻ってきません、・・・こんなことからも国民医療費が減る訳がないことが実感できます。

さて、今日は、ひさびさの休日出勤で、ある県内の市町村人口推計のためにプログラム(VBE)をコチョコチョ書かなければなりません。この県は、2000年の国勢調査時に70市町村くらい、2005年には約50市町村、現在は約30市町となったのですが、両時点の国勢調査による市町村の男女5歳階級別人口のデータを、現在の約30市町ベースにまとめるには、大したものではないにしろ、とりあえずアルゴリズムといっておかしくない処理手順の整理が必要になります。昨日はこの作業に半日かかりました。今日は5年間の出生児数を市町村別に手入力し、その後で、人口と同じように合併を考慮したまとめの処理を行わなければなりません。

勤務先で設立した新しい会社のあいさつ状も急いでつくらなくてはなりませんし、心おきなく夏を楽しむために、まだまだやらなくてはならないことが山積です。

さて、台風がさほどのことなく過ぎればよいのですが・・・



火曜日, 7月 10, 2007

カブトとクワガタが羽化

私が「アユ釣り」にハマっていたこの2週間ほどの間に、玄関に置いた飼育ケースの中ではカブトムシやクワガタがつぎつぎと羽化、・・・今年も夏の王者たちが姿を現した。このうち、カブトムシは、去年の夏にひとつがいだけ羽化した親たちから生まれたものだ。カブトは全部で15匹ほど、まだ5匹ほどは土中から出てきていない。

【写真】この中にメスは1匹だけ、激しい争いがあるようだ(2007.7.10)

一方、クワガタは昨年11月の子どもフリマでまとめて「買った」うちの2匹だ。実はクワガタについては、2週間ほど前、最初に1匹羽化したのだが、太郎がコクワガタと一緒にすると、手や足をすっかり食べられてしまったのだった。・・・さて、こうして今年も夏本番が始まった。

月曜日, 7月 02, 2007

多摩川 そして 多摩川

(このブログからみれば)私事にわたるけれども、先週、例の勤務先に係わる新事業で新しい会社を設立し、私もついに「シャチョー」なる肩書きを持つことになった。

多摩川 ・・・

【写真】狛江水辺の楽校のポスター(2007.6.23)

宿河原堰下には「狛江水辺の楽校」というワンドを囲む巨大な茂みがある。この季節には小さな子どもでなくても多少の緊張を感じるほどの自然がある。


【写真】オオシオカラトンボ(2007.6.23)

「ここは東京ではない」・・・シンと静まりかえるなかでウシガエルのボウボウという鳴き声が響く。


【写真】「楽校」を囲む茂みは、この写真のイメージよりはるかに濃い(2007.6.23)

私たちが普通に言うところの「自然」よりはるかに濃い多摩川の原始を感じた。



そして 多摩川 ・・・

【写真】恨みの眼で睨んでいるような・・・(2007.6.30)

上河原堰堤下に鮎釣りに行った、・・・つもりが、オイカワ君たちの入れ喰いとなった。


【写真】1分で天ぷら、これがチョーおいしい(2007.6.30)

生きたままヒラき、天ぷらで頂きました。こんな贅沢はありません。