土曜日, 12月 16, 2006

とうとう生まれた。ぴくぴくうごいた

さきほど隣の畳の部屋で、太郎が「あーっ、うまれた!」と叫んでいるのが聞こえました。駆けつけると、鮭の受精卵のひとつから太さ1ミリ長さ8ミリほどの尻尾が出ています。もうひとつの卵では、透明な卵殻のなかで時々さかんに動きがみられました。孵化はどんどん進行していて、それから約50分ほど経過した今ほど、この2匹目からも尻尾が飛び出し、1匹目は頭も出てきました。太郎は水槽に貼りついています。

太郎が受精卵と一緒に頂いてきたプリントをみると「多摩川にサケを放流する府中の会」とありました。
これをみると、1)水温は低く(最高でも17度まで)管理すること、2)エアレーションをしたほうがよいこと、3)生まれた後はしばらく動かないこと、など大変参考になることが書いてありました。
また、サケの卵は、孵化してから1か月ほどで数センチに成長するとのことです。そして、2月11日(日)・・・太郎の学校では前日の10日(土)10時半に、多摩川の是政橋の下流側で放流する計画とあります。プリントには「(放流後)数日かかって、東京湾まで行きます。・・・この後、3、4年間、太平洋を遠いアラスカのほうまで旅をして大きくなってもどってきます」と書いてありました。いつかこの写真のサケが大きくなって多摩川に戻ってくるとすると、・・・本当に楽しみですね!

太郎が水槽に貼りついています。太郎には、昨日の朝から「観察日記」をつけるようにさせました。
・・・・・・こういう観察の機会をつくってくれた皆さまに、本当に感謝です。

一番奥の卵から尻尾が伸びているのが写真でみえますでしょうか?
この後、頭も出てくると、透明な卵殻が外れてお腹に栄養の塊をつけた稚魚となります(今、ちょうど2匹目の卵殻が外れようとしているところです)。

太郎の観察日記。左上が昨日の朝・・・小さな目のようなものが二個ある丸い卵の絵と「生まれそうだけどまだだった。ざんねんだった。」下が先ほど書いたもの・・・太郎くんのおちんちんみたいな絵(卵から尻尾が出ているところ)と「とうとう生まれた。ぴくぴくうごいた」とあります。

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