火曜日, 10月 10, 2006

ついにカヌーイストに!

太郎が誕生して「たろパパ」となって以来、ビオトープ研究家とか、昆虫写真家とか、いろいろなものになってきた私ですが、今度はとうとう名栗渓谷でウッドカヌーにチャレンジ、憧れのカヌーイストになってしまいました!・・・つまり、子どもは偉大だ、ということですね。
【写真】名栗湖(有馬ダム)(2006.10.8)

10月8日から9日にかけて、青梅の北西にあたる名栗渓谷にキャンプに出かけました。もう2年ほど前、太郎は柳橋保育園の「杉の子」というグループでデイキャンプに行った場所ですが、もうほとんど記憶にないようです。片道3時間はかかりそうと思ったのですが、朝7時20分に家を出発し、約45kmの道程を2時間半ほどで行きました。

名栗湖は、北から南に流れる名栗川から西に分岐する有馬渓谷を堰き止めた人造湖です。ここには、NPO法人「名栗カヌー工房」があり、ウッドカヌーの製作や普及活動の中心になっています。工房代表の山田さんは、笑顔が素晴らしい方で、私たちをやさしく迎えて下さいました。残念ながら、この日は全国で大きな被害をもたらした低気圧の強風が吹き荒れ、カヌーを試すことはできません。そのため工房内の展示場を見学させて頂きました。私にも意外だったのですが、ウッドカヌーは非常に軽く(標準挺で約20kg)、操艇は難しくありません。
【写真】製作中のウッドカヌー(2006.10.8)

自分でカヌーをつくってみようという方も少なからずいるようで、工房には製作途中のカヌーがいくつもありました。一方、太郎は、この山中に捨てられて工房に保護されているシェパードのベルに興味をもったようです。山田さんたちに教えてもらい、コワゴワながら、ウィンナーを手から食べさせようとしていました。
【写真】工房の山田さんと(2006.10.8)

たろパパたちは、風がおさまった翌日、とうとうウッドカヌーで名栗湖に漕ぎ出しました。たろママも入れて3人で約30分、つぎはたろパパが一人だけで約40分の2回だけですが、うーん、何とも快い時間でした。たろパパは、一人で湖に落ちてくる滝の近くや有馬渓谷の上流に近い方などに行ってみましたが、シンとした静寂の中に鳥の声がし、静かにパドルで水をかいていると、つい、自分が西部開拓時代にカナディアン・ロッキーを旅する人にでもなったような気がしました。

話は戻って、結局、この1日目はカヌーをあきらめ、ダム下流のキャンプ場で釣りや魚とりを楽しみました。モツゴに似た幼魚やドジョウ、ハゼに似た魚を数十匹も捕まえました。みんな数センチ以下ですが、この魚たちは今、太郎くんの家の淡水槽に野川のメダカたちと一緒に入っています。

キャンプの楽しみは、焚き火と星空でしょうか。この夜はほとんど快晴でしたが、十七夜くらいの大きな月が8時ころ東天から現れ、残念ながら「満天の星」を堪能することはできませんでした。それでも、朝5時、まだ朝の黄金色がやってくる前、月が西の山の端に沈もうとする頃、南天には夏の星座、大オリオンが鮮やかに輝いていました。焚き火で暖をとりながら天の星々を探す・・・、これは間違いなく最高のキャンプの楽しみです。太郎くんは、・・・まだ寝ていました!
【写真】朝5時、沈もうとする月(2006.10.9)

0 件のコメント: