・・・なんて、知ったようなタイトルをつけてしまいましたが、実は私にとって瀬付きをみるのはこれが初めて。・・・朝6時半、いつもの広い瀬に行ってみると、昨日の雨で岸辺の藻類はきれいに流れ去っており、見渡す限りの瀬のあちこちでバシャバシャやっています。皆さまのブログで何度も読ませて頂いたとおりのマルタウグイの産卵セッションが繰り広げられていました。
まずはデジカメを取り出して、しばし撮影を行います。こちらが川の中に立ち込むと、少しの間だけ引くものの、またすぐにバシャバシャがあちこちで始まります。見渡した範囲だけで少なくとも数百匹はいるでしょう。群が散ってしまうということはありません。
ここで太郎が雑誌の懸賞でもらったルアー竿を握り、目の前のバシャバシャを狙います(わざわざ狙うほどでもないけれども)。ところが、どっこい、まるでダメです。マルタくんたち、さすがコイ科だけあって恋の営みに夢中のようです(私、オヤジギャグドリル卒業してます)。ぜんぜんルアーに食いついてくれません。
周りに誰もいないからいいようなものの、さすがに足元にまで来ている魚がいくらやっても釣れない! 何かスゴく恥ずかしいような気分です。もうこうなったら・・・と、苦笑いを噛みしめ、エイ、ヤーッとバシャバシャのど真ん中にルアーを放り込み、無理矢理一匹引っかけました。・・・そして、これが私の初マルタウグイとなりました(下の写真)。50センチはありそうですね!
この写真で石にくっついているのが、(たぶん)マルタウグイの卵です。もっとたくさん見つかるかと思いましたが、いくつも小石をさらってみて見つけたのはこれだけです。ところで、これだけ大きな魚が釣れてみると、ついにやった!という思いと、殺生をすることの「重さ」が同時に胸に来ます。とくに産卵=瀬付きの最中に釣るのは罪深いかもしれません。ということで、最初の一匹はアゴにかかった針をブチッと外してリリースしました。
7時頃になると、対岸からフライを使う若い方(確かノリさんとおっしゃった)が瀬をわたってこちらに来られました。私の苦戦を見て、ルアーを貸してくださろうとしたり、いろいろお世話になりました(ありがとうございます)。さすがにこの方は上手で、つぎつぎにマルタを上げていました。
私の方は、最後に45センチほどのものを、またしてもスレ掛かりで上げ、これは子どもたちに見せるつもりで持ち帰りました。・・・今頃はキッチンの洗い桶のなかでバタバタしているはずです。そして、持ち帰った以上、おいしく食べてみたいと思っています。以上、hiroさん、マルタウグイさんたちの手取り足取りのご指導のかいあって、初めてのマルタ釣りとなった私の記録です。
1 件のコメント:
たろパパさん、ついにやりましたね!
初マルタおめでとう御座います。なにか自分のことのように嬉しくなってしまいました。
スレとか言われてますが、口に掛かっているじゃないですか、着水直後にぱっくりは良くあることです。活性時は、もっと大きなルアーでも掛かってきますし。
私は食べた事無いので、是非感想をお聞かせください。
また余談ですが、毎年この群れの中にウグイが混じっており時々掛かります。頭がやや小さく紅い帯が3本なのですぐ解ります。混血も居るそうですよ。
沢山の方々の努力と自然の恵みに感謝しつつ、皆で多摩川での釣りを楽しみましょう。
この間お話したマルタ祭りの様子は下記をご参照下さい。この時の場所は化石島です。
http://todoroki01.fc2web.com/200503/
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