月曜日, 8月 07, 2006

アスファルトはもう止めよう

東京は猛烈な暑さです。観測では33度とのことですが、アスファルトやコンクリートだらけの市街地の暑さは限度を超えています。体力の落ちた高齢者や乳幼児には本当に辛い時期となりました。・・・いったい誰がこのように街中をアスファルトで埋め尽くすことを「認めた」のか? このような都市をつくってしまったことについて、何かほとんど怒りに近いものを感じます。

この熱暑が地球温暖化の表れなのかどうか、それはわかりません。しかし、過去半世紀もの間、成り行きで東京など大都市への人口集中が起こったことの結果であることは間違いないところです。また、住宅地でも空き地はアスファルトで固めてあります。草が生えれば虫が住み、周囲から苦情が出るということなのでしょう。路地に雑草でもなんでも生えていれば雨水の地下浸透の入口となり、気温を抑える効果があることは明らかであるにも係わらず、です。

【写真】梅雨が明けて数日が経ち、稲穂が出てきました(2006.8.6 ポンポコ池で)

アスファルトで固められた市街地に大雨が降れば、越流水は排水路から河川に流れ都市水害を引き起こします。私の勤務先のあるビルでも、昨年夏の台風の際には地下駐車場に水が流れこみ何台もの車がやられました。一人一人の行動はやむを得ない、それなりの理由があることでも、数百万人が密集している都市では、その結果が恐るべきことになるということです。

そういう私は、今、冷房の効いた事務所でこれを書いていますが、冷房の使用が都市のヒートアイランド化を一層進めていることも間違いありません。かと言って、冷房なしにはとても居られないことも確かなのです。・・・私たちは、ほとんど「蜘蛛の糸」にすがる餓鬼の群といった状態にあるのではないでしょうか。

大きな道路などでは水が透過するアスファルトを使うようにできないでしょうか。生活道路や遊休地にアスファルトを使うのはもう止めようではありませんか。家の周りの道路に水たまりがあってもいい。車が少々汚れてもいい。幼児が遊ぶ道を40キロものスピードでとばす車がなくなる方がずっとよいのではないでしょうか。

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