金曜日, 3月 31, 2006

モクレンのシュールレアリズム

先日、太郎くんと一緒に勉強したように、宇宙の大きさは13億から15億光年だという。光のスピードは1秒間に地球を7回半回るから30万キロメートル。300,000キロメートル×60秒×60分×24時間×365日×1,500,000,000年=14,191,200,000,000,000,000,000キロメートルだ。だ、と書いても、この142垓キロメートル(垓:がいは京:けいの1万倍)という距離はどのように「実感」できるのだろうか。健診で肥満度の警告を頂き、駅から5分ならいいけど10分歩くのはちょっとね、とか言っているたろパパには、とても「実感」などできはしないと言ったほうが正直そうだ。しかも、この「宇宙の果て」が本当に宇宙の限界であるかどうかはわからない、証明しようがない、とのこと。もともとこの15億光年という大きさ自体、目で見た人がいる訳ではないし、あくまで推論によるもので、僕たちは言葉を使い想像力によってその「距離」をイメージしているに過ぎない。

【写真】善福寺川の桜・・・東京の桜の花見は
今週末がピークのようですね(2006.3.28)

グーグル株式の時価総額は15兆円にもなるらしい。この「時価総額」ということにこだわって小菅方面に行ってしまった方もいるけれども、1クリック5セントほどの売り上げをウン億ドル積み上げるために払われた努力と才能は、とても並みの秀才たちとは較べようもないという気がする。このグーグルに集中的に情報が蓄積されることを怖いという人もいるが、日本の大手プロバイダはもとより、下手に「反権力」を標榜する政党などよりよほど米政府あたりの干渉と闘ってくれそうだ。とは言え「もし世界政府というものがあれば行うであろう、世界中のすべての情報を整理する」のがグーグルの目的などと真面目に語る5000人のエンジニヤたちにこの世界の命運が握られている状態ではある。これからその蓄積はますます強まっていくだろう。

【写真】逆立ち運動しているのカモしれない(2006.3.28 善福寺川)

宇宙の大きさとグーグルのチャレンジの壮大さを想像しながら、「領土」をめぐる国家間の争いに子供たちまで巻き込もうという教科書検定の問題を横目で眺めると、いかにもそのつまらなさが実感される。海の底にあるものを「俺のものだ!」と取り合ってどうする? 100年後には人間の住めない地球になってしまうかもしれないという時に、目先の資源を巡る19世紀的対立はいかにもくだらない。なぜ地球環境に配慮した資源開発を日中共同で進めようという発想ができないのか。領土問題はいずれ次の世代が判断すること、両国の友好が先というのが日中修交の前提の考え方ではなかったのか。

その中国からの頭脳流出が止まらないらしい。中国の海外留学熱は高く世界中に10万人規模の留学生がいるようだが、そのかなりの部分が卒業しても帰国しないという。これと直接の関係はないかもしれないが、グーグルすらも「屈服」させた中国政府の言論規制もまたいかにも大時代的だ。中国がアメリカと比較しうる大国に発展するために、こうした言論規制は「障害」でしかないだろう。それから日本のパパやママは子どもたちの英語教育に熱心だけれども、米中の両大国の間に位置する日本では、英語と同じくらい中国語の教育に力を入れてよい。

ところで、トリン・フォー・トリンの日本語訳は出版されているのだろうか? あるいはこれはひとつの教育方法の概念で、まとまった本というものはないのか。もしまだ出版されておらず翻訳権を誰かが持っているとか、何か情報があればどうぞご教示ください。

【写真】モクレン・・・一昨日の写真もそうですが、豪華
という以上にシュールな感じがする花です(2006.3.28)

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