木曜日, 6月 15, 2006

ホタルの飼育について

先週末、調布市野草園でホタルの鑑賞会が開かれ、ご近所の皆さんと行ってきました。ゲンジボタルが音もなく飛ぶようすに大変感動しましたが、それでは実際に(例えば柳橋保育園のどんどこ池などで)ホタルを飼育することができるのか、できるとすればどのような方法によるのかといったことを調べるため、たろパパは、日曜日に「むさしの自然観察園」でお話しを聞きました。教えていただいたのは、この自然観察園の運営を受託している武蔵野自然塾の梅田理事長さんです。

梅田さんのお話しによれば、ホタルの飼育は簡単ではないが、同時に不可能でもないということでした。ポイントはつぎのとおりです。
・ホタルを飼育するには幼虫の餌となるカワニナ(巻貝)をたくさん飼育することが必要。
・カワニナの飼育は、シリカ分を含む水、珪藻がつく石などが条件となる。
・水は井戸水の掛け流しでよいが、充分な水量(3日以内に池の全量が入れ替わる程度)がないと富栄養化してしまう。
・カワニナがつく石などは時々ストレートの水流で汚れを落とす必要がある。
・ザリガニは粘土(底土)を崩し細粒にして水を汚す、水草や魚などを食べつくすため、完全に排除する必要がある。
【写真】イネの苗。これは植えた当初だが、現在では20センチ近くまで育っている(ポンポコ池 2006.5.27)

ホタルの飼育ができそうと聞いて、勇気づけられたたろパパですが、実際にやるとなればやはり大変そうです。どんどこ会の皆さんとも充分相談して取り組んでみたいと思います。なお、今年、むさしの自然観察園のホタルは数が多く、光が乱舞する中で子どもたちの身体にとまるホタルもあって、大変な歓声があがったそうです。みることができなかったのは大変残念でした。また、ホタルを飼育している大きなケージには、10種類以上の蝶が食草と一緒に飼育されていて、天気のよい日には蝶の乱舞もみられるとのことでした。今週末には近所の子どもたちを誘って、蝶をみにいきたいと思います。
【写真】去年植え、冬越ししたヒメスイレン(ポンポコ池 2006.5.27)

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