昨日、ご近所の子どもたちと「むさしの自然観察園」に行ったときのようすをお知らせします。ここは武蔵野市の施設で、NPO法人「武蔵野自然塾」が運営しています。園内には、管理棟、魚や水生植物の池、蝶やホタルなどの育成ケージなどがあり、子どもたちの自然観察教育をはじめ、たくさんの活動の拠点となっています。
【写真】管理棟の昆虫標本(2006.6.17)
この日は、来年にむけてホタルを産卵させているところを見せて頂きました。このボールの中にたくさんのホタルの卵があります。
【写真】ボールの中には卵を産みつけるための水草、成虫の餌と思われるゼリーなどがみえる(2006.6.17)
ケージの中は蝶やトンボの天国みたいです。ここでは、天敵である鳥や蜂が入ってきませんので、蝶など産みつけられた卵の多くが羽化します。・・・普通の野外では、アゲハチョウの幼虫の95%はアシナガバチの産卵用になったり鳥に捕食されたりして羽化できないと聞いたことがあります。
【写真】イトトンボの仲間のようだ(2006.6.17)
先日、たろパパがひとりで訪れた時にはジャコウアゲハの幼虫がたくさん見られましたが、この日はキアゲハの幼虫を多く見つけました。少しずつ季節が移り変わっていくわけですね。
【写真】クロアゲハ(2006.6.17)
ホタルを飼育しているケージ内の池でトンボも育っているようです。この写真のトンボはどういう種類か、たろパパにはわかりません。アキアカネのメスでしょうか。
【写真】トンボの仲間(2006.6.17)
この写真は、セリ系の植物にとまるキアゲハの幼虫です。もようが美しいですね。食草と蝶の種類の関係について、たろパパはもっとよく勉強しなければなりません。
【写真】キアゲハの幼虫(2006.6.17)
この施設での今年のホタルの観察会はすでに終わっていますが、無数のホタルが文字通り乱舞するようすにたくさんの親子が大歓声をあげたとお聞きしました。なお、この写真でホタルが指にとまっていますが、この施設は昆虫などの繁殖を目指していますので、虫などを捕まえることはできません。この点、どうぞご協力くださいますようお願いします。
【写真】ホタルの成虫(2006.6.17)
野外の池とその周りにはアサザなど水生植物があります。また、カブトムシなどの養育堆肥場、日本ミツバチの巣などもあります。昨日の太郎たちは、蝶などを捕りたいのに捕れないということで不満を爆発させていましたが、この施設は子どもたち向けの自然体験施設であるとともに、ある意味ではそれ以上に、大人たちが自然観察教育について考え、取り組みを進めるために情報交換していく場であるだろう、というのが私の感想です。武蔵野自然塾の皆様、ありがとうございました。今後もよろしくお願い致します。
【写真】アサザ(2006.6.17)
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