火曜日, 5月 16, 2006

そろそろ巣立ち!

今日は天気があまりよくありません。お昼頃から雨も降り出しそうですが、シジュウカラの親鳥たちはせっせとヒナに餌を運んでいます。去年(2005年)の巣立ちは、写真の日付でみると5月19日でした。去年と同じくらいだと考えると、あと数日で巣立ちの日となるかもしれません。これから数日して、天気のよい朝に親鳥たちが給餌を止め、巣の周りで盛んに鳴くようなら、その時が巣立ちです。今年は側板をあけるようなことはせず、ヒナが自分で巣穴から出ていく瞬間をみてみたいものです。

【写真上】餌をくわえて、これから巣箱に入るところ。胸の黒い部分が細いので母鳥らしい(2006.5.16)


それにしても、自然の営みのなんと精確なことか、と感心します。カレンダーをもっている訳でもないのに、去年とほとんど数日も違わずにヒナたちは育っているのです。また、直径2センチにも足りない卵から孵って、わずか3週間ほどで、自分で飛べるまでに成長するスピードにも脱帽です。いったいどれだけの餌を、親鳥たちは食べさせるのか、少なくとも巣立ちの時の体重の3倍から5倍くらいは食べさせないといけないのではないでしょうか。もの凄い量に違いありません。ほぼ3週間の間、一日中、1分から3分ほどの間隔で親鳥たちはせっせと給餌に励んできました。

【写真中】巣箱から出てくる時にも、クチバシに何か白いものをくわえている。ヒナの糞かもしれない。(2006.5.16)


ヒナたちはもう目が開いているようです。写真をとろうとすると、巣の底のほうに折り重なって「居ないフリ」をするのがかわいい。鳴き声もしっかりしてきて、親鳥が巣箱に戻った直後の鳴き声は、私が家の中にいてもはっきり聞こえるくらいになりました。去年の巣立ちの記録をみると、巣立ちは朝8時頃だったようです。今年の巣立ちにもぜひ「立ち会い」たいものです。

【写真下】もし、ヒナが巣立ちできるくらい成長していると、側板をあけた時に飛び出してくる危険があるので、静かに開けてみた。ヒナたちは5羽から8羽くらいいるようだ。皆、警戒して身を寄せ合っている。巣立ちまであと数日はかかりそうに思われる。(2006.5.16)

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