小田嶋隆さん 偉愚庵亭憮録 2006.5.2/5.6小田嶋さんが、先日釈放された戸塚ヨットスクールの校長について、コメントを寄せた皆さんと一緒に熱い議論を繰りひろげています。小田嶋さんがなかなか威勢がいいのはよいけれども、「ごく一部の手をつけられない子たち」には戸塚式のスパルタ教育も有効な場合があると認めているかのような表現には抵抗を感じました。とは言え、基本的な論点には学ぶところが多いかな、と思います。
【写真】オリャー(俺は)、エドマエだぜ(ハゼ)。秋まで待ってもらえりゃ、ビッグになってやるところだったが、捕まっちまったら仕方がねえ。ここで水槽をぶち破るくらいデカくなってやろうじゃねえか、・・・って言ってる?(2006.5.7)
思うに、動物としての自然を離れ、言葉をもち社会をつくって生きる人間にとって、子どもから大人への過渡(思春期)は、河合隼雄先生が言われるとおり「死と再生」の時期であり、存在そして生命の危機といってもよいほど激しいエネルギーが内部に渦巻く時期なのでしょう。この時期に周囲の大人がどのように向かい合うかということが、子どもたちの成長の内容を左右するのだと思います。この時期に誰も正面から向き合う者がいなければ(「いない」と子どもが感じれば)子どもたちのエネルギーは、周りの大人たちを殺すところまでも極大化するということでしょう。もしそんなことになれば、それは確かに「犯罪」ではあるけれども、当の子どもたちだけを責めることはできません。
教育、あるいは人の成長といったことについて、私たちはもっともっと多方面から適切な分析、研究を学び、社会全体のものとしていかなくてはなりません。・・・小田嶋さんたちの議論を読んで、たろパパはそう感じました。
【写真】僕らだって江戸前ですよー。イワシ系なんだけど、みている人たちは「癒し系だねー」だって・・・サブイおやじギャグでスマン!・・・って言ってるかな?(2006.5.7)
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