転落 2006.5.13小田嶋さんの身近で事故があって人が亡くなったらしい。これを巡って、自殺やウツ、そして、自殺によって残された遺族の気持ちなどのコメント、意見が交わされています。このやりとりを読む限り、うつ病に陥った場合の思考がどのように極端な「視野狭窄」状態となるのかといった、磯部潮さんの『「うつ」かもしれない 死に至る病とどう闘うか』(光文社新書)の認識をぜひもっと広める必要があるように思われました。
【写真】菜の花が終わった後に立派なナタネができている(2006.5.14 柳橋保育園で)
うるうる 2006.5.13続いて、この「うるうる」では、小田嶋さんがかつて抗うつ剤を飲んでいた経験から、次のようにクスリの効果を振り返っています。
「無論、薬で得ていた多幸感は、薬をやめれば去ってしまう。でも、一度あのすっきりとした青空みたいな気分を味わうと、事後が違ってくる。たとえば、頂上からの景色を一度でも見たことのある者は、キツい登り道にも簡単にはめげなくなる、と、そんな感じ。」
「それに、薬みたいなもので簡単に気分が爽快になるということを経験すると、「苦悩も絶望も、しょせんは化学的な反応に過ぎない」という開き直りが生まれる。」
ウツに陥って苦しんでいる方は、とにかく専門医にみてもらい、クスリの処方を含めて適切な治療を受けることがどれだけ重要か、ということだと思います。ただし、このコメントでのやりとりでは、「自分なりに抗うつ剤を飲むことも有効」みたいになっていますが、これは止めたほうがよいでしょう。
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