ひきこもりや家庭内暴力をふるう子どもたちへの対応については、とるべき決まった方法はないようです。人がひとりひとり違うように、親子の関係もすべて異なるということでしょう。しかし、思春期にある子どもたちはほとんど例外なく周囲の大人たちの生きかたを凝視し、中には大人に体あたりして「確認」さえしながら育っていきます。この時、ぶつかっていった子どもたちをしっかり受けとめる大人、あるいは正面から対決する大人を見いだせなかった子たちは、吹き上げる成長のエネルギーを形にすることができず、周囲への暴力に走ったり、逆に、引きこもってリストカットしたり、ということのように思われます。
【写真】これは去年(ちょうど1年前の今頃 2005.5.7)のシジュウカラのヒナたち(再掲載)。今日あたりはヒナたちの鳴き声もはっきりしてきて、親鳥たちが巣に戻ると、秋の虫のような感じで盛んに鳴きます。今日、たろパパがまた巣穴から覗いたら、7羽か8羽くらいのクチバシがみえました。
このアイ・メンタルスクールのような施設に収容されている人たちはどれくらいいるのでしょうか。数千人・・・ひょっとすると数万人もの規模になるのではないでしょうか。こういう施設を必要としていることは、もちろんこの社会の病理ということではあるけれども、だったらどうするんだということを、私たちは考えなければならないと思います。ところで、こうした施設をニュースが「引きこもり自立支援施設」と紹介するのは適切ではないと思います。手錠や鎖を使うことを、到底「自立支援」ということはできません。
3 件のコメント:
「自立支援施設」なんて、ネーミングも何かわざとらしいですよね。「自立」する前に、人生の喜びを知ったほうがいい。世界に多くの人や生物が生きていて、美しいそして、厳しい世界が、存在すること、その、感動。そんな、経験をしたら、さっさと「自立」して、自分の人生、どうすんのって、考えられるんじゃないだろうか。お金がなくたって、いろんな事が、できる、今の日本ですよね。
手錠や、鎖じゃやりきれない。よけい自分の人生に失望しますよね。
うん、そうですね。これって、基本的に本人じゃなくて、親(家庭)、学校、社会といった「育てる側」の問題なんですよね。
また、あのばばあ名古屋市天白区でNPO始めました。
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